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2008-10-02

モンスター走行奮闘記 第2章 LAP:2

≪PROLOGUE(プロローグ)

「あれ・・こんなところにドカが・・」

ある休日の朝・・何時ものように散歩した・・

そのマシンは普段はシートカバーに包まれて・・

どんな車種か分からなかったので

そんなに気にはしていなかったが・・

「すげーーぜぇ・・カッコええぜぇーーー!!」

そして携帯で記念写真撮影して

「えっと・・この車種はSSでも無いし916でも無いし・・」

早速・・家に帰って調べた・・

   

「これこれ・・MHR900か!」

ドカの専門誌を片手に・・

「えーー20年以上のバイクだ・・」

「結構・・綺麗だったけど・・」

携帯の写真を見ながら・・

「へーー!何方が乗ってるんだろう・・

         また行ってみよう・・」

   

P1000055

 

 

 

散歩の途中に“MHR900”と遭遇!その雄姿に感動した!

   

P1000049

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MHRのフロントビュー!前からもカッコイイ!

   

 

 

「チョイ悪中年ライダーズ

モンスター走行奮闘記 第2章 LAP:2」

  (MHR900編)

   

そして数日後・・何時ものように晩酌を・・

「気持ちよく飲んだところで・・散歩に行くか!」

足取りもしっかりせずに・・

フラフラしながら我が道を行く・・

その先は・・あの“MHR900”だった

   

その家の前に来ると・・

小学校低学年らしい女の子と

自分より一寸若いお父さんらしき方とで花火をしていた!

「こんばんは!」

真っ赤な顔で挨拶する・・

「こんばんは・・」

ちょっと硬い顔で先方は答える・・

「私はドォカティS4Rブルーに乗っているのですが

あのMHRに乗ってらっしゃるので・・」

ニコニコしながら話すと・・

「はい!そぅなんです・・新車から購入して・・

  1984年だから・・もう24年になるかなぁ・・」

ちょっと綻んだ顔で先方は答える・・

「えーーそれは凄い・・もしかしてメンテもされます・・」

「職業柄レシプロエンジンも扱っていますから・・」

「職業・・何をされているのですか?」

すっかり笑顔の表情になって先方は答えた・・

「航空機の整備です!」

「航空機の整備!!かっこいいーーぜぇ!」

すっかり・・ちょーしこいてそう言った・・

そしてMHRに顔を向けて

「ちょっとこれ・・見てええかね?」

「どうぞ・・ご自由に・・」

MHRに近づくと・・

その女の子が人見知りせずに・・

「このステッカー・・私が貼ったのよ!」

満面の笑顔だった・・

「そうか・・このバイクは好きかな?」

「だぁーーいぃーーすきぃーー」

――(う・う・うらやましいぜ・・)

――(家の“お上”につめの垢を煎じたいぜ)

「そうかぁ・・そりりゃ・・ええなぁーー」

そう言って女の子の頭に手を置いた・・

   

「杉尾さんって知ってる・・同じ町内の・・」

「何処に住んでいる方なの?」

“お上”は怪訝そうな顔をこちらに向けて

「いやーー!その角を曲がって5本目ぐらいを

  左に曲がって2軒目のうちだけど・・」

「何か仕出かしたの?」

ちょっと険しい顔で言い放った・・

「違う違う・・そこのご主人がドカに乗ってて・・」

もっと険しい顔になり・・

「またぁ・・バイクぅ!!」

「いや・・そのご主人は・・立派な方で

  えっと・・24年間も乗ってて・・

   あっっと・・もうこんな時間だ・・

    さて・・明日も早いし・・寝よっと!」

そう言って逃げるように寝室へ向かった・・

   

「今度の四国は天気が心配だギャー」

例によって・・熊倉は1週間も前から連絡が来る

「まだ日にちがあるから・・

天気はどうなるか分からんぜ!」

「てゃーふー13号が来てまっとるでよ!」

その台風は時速10㌔程度でノロノロ運転だった!

「そんなもんは・・また反れるから心配ないぜ!」

「ほぅーきゃー!」

「とりあえず前日に決めよーぜ!」

   

≪淡路島経由 四国~小豆島へ秋の瀬戸内海を満喫の旅≫

と称して“リゾートホテルオリビアン小豆島”へ宿泊して

一泊二日のツーリング計画に・・

“ZZR熊倉”“マックスみや”“ビーエム龍崎”と

自分の4人で行くことになっていた♪

   

そして前々日の夜・・

「やっぱ・・あかんギャー!」

熊倉から緊急連絡だった・・

「金曜日に四国で次の日は東海に上陸してまうがね!」

大型の台風13号は台湾に大打撃を与え

勢力を保ちながら九州の南を通過していた・・

「そうだなあ・・フェリーも乗るし・・

  ちょっと・・危険かも・・しょうがないか!」

そう決断して・・残念ながら四国入りを断念した・・

「ほれじゃ・・日曜日に日帰りで行こみゃー・・

     日曜なら完全に過ぎてまっとるでよ!」

「そうだな・・そうするか・・」

そして泣く泣く皆に打診した・・

   

マシンはタイミングベルトを交換するために

 レッドバロンへ預けてあった・・

金曜日に取りに行き

土曜日からツーリングに行く予定だったが

金曜日は雨風が強かったので土曜日にした・・

   

そして土曜日の朝・・

「あなた・・ツーリングは如何したの・・」

「台風で中止した・・」

すっかり天気になって日が差し込んでいた

「こんなにいい天気なのに・・」

“お上”は勝ち誇ったように笑顔で言った

「・・・」

“お上”は当分予定が取れないことを知っていたが

「残念ね・・それで次回は?」

「・・・」

「そう・・決まってないの・・

  そのままお止めになれば宜しいのに・・」

「・・・」

その場にいたためられなくなって・・

「ちょっと・・会社へ行ってくる・・」

「バイクは何時とりに行くの?」

「夕方にするわ・・」

そう・・言い捨てて出かけた

   

そんなに仕事が溜まっている訳でもなかったが・・

会社に着いて仕事をこなす・・

   

なんだかんだで夕方になりレッドバロンへ

マシンを取りに行くと・・

マシンは綺麗に出来上がっていたが

「HIDヘッドライトの接触が悪く

交換したほうがいいかもしれません」

「交換!・・それは・・

次回にしよう・・それで幾らですか?」

「2万8千円になりますが・・」

「ええーー!結構するのですね・・」

あの転倒の際に支払ったのは40万円以上・・

すっかりヘソクリは無くなっていた・・

――(財布が空っぽだ・・明日の昼からは

         カップラーメンだな・・)

と泣く泣く現金を支払って・・

「さて・・そういえば“尾張パークウェイ”が

  無料開放になったんだ・・そこに行ってみよう!」

   

【注:尾張パークウェイは 1986年3月に開通し

    入鹿池から日本モンキーパークに通じており

     全長7.7㌔で高速コーナーが絡み合い

      路面状態も良くアップダウンも程よくあり

       結構楽しめるフリーウェイである】

   

尾張パークウェイに入ると・・そこそこの車が走っていた

「有料の時は車が少なかったのに・・」

有料の時は 入鹿池から料金上の手前でUターンして

無料で楽しんでいた・・

しかし・・その時・・

対向車線の車の間に一台のバイクが見えた・・

「あ・あれは・・MHRだ!!」

そのバイクは只者で無いような爆音を上げて通過していった

「よおおぉしぃーー・・Uターンだ・・」

ドタバタしてUターンを済ますと

アクセル全開で追ってゆく・・

程なくして車の後ろで ゆっくり走っていた

~~真っ赤なマシンを発見♪

「ナンバーも尾張小牧だし・・間違いない・・」

このあたりは尾張小牧ナンバーだったし・・

マフラーもコンチにカスタムしてハーフカバー状態なので

杉尾さんだと思って確信を持って付いて行く

信号で止まった

「先日は・・どうも・・」

「・・・」

「タイミングベルトを交換したら

結構かかっちゃって・・」

「・・・」

スモークシールドで顔の表情は分からない・・

――(あれ・・反応が無い・・雲行きがあやしいぜ!)

信号が青に変わった・・

2台は発進する・・

相変わらずの爆音を上げてMHRは走っていく・・

――(尾張小牧ナンバーでハーフカバー状態のMHR

    は何台もあるはず無いんだけど・・

     それに今日の夕方このあたりを

走るって言っていた様な・・)

そう思いながら・・走っていく

彼は左にウィンカーを出すと広めの路側帯に止まった

そしてヘルメットを取ると・・

長髪で若く渋い顔が現れた・・

「あ・あれ・・人違いだ・・すみません・・」

「いいですよ・・たまに有ります・・

  この前も“道の駅”に入ったとき間違えられて

声を掛けられました・・」

「そうですよね・・この20年以上前のMHRが

   そう何台もありませんよね!」

「3年前に購入したんです!」

「マフラーもコンチですよね!」

「そうなんです・・よく知っていますね・・」

「私の知り合いもコンチにカスタムしています」

「この音が良いんですよ!」

「それでは大変失礼しました・・

また何処かで会いましょう・・気をつけて♪」

   

「へーー!このあたりで同じようなMHRを

乗っている方が居るんですか・・」

結局・・帰りに杉尾家に寄ると・・

彼はMHRの前で整備をしていた・・

「そうなんですよ・・今~パークウェイで遭遇しました」

「先ほど走りましたけど・・会わなかったな・・」

「珍しいですよね・・こんな近所でMHRは!」

「このコンチは集合なんですね・・

彼のは2本出しでした」

「2本出しはもっと音が五月蠅いんです・・

  だから集合タイプにしたんですよ・・」

「そおぉー・・なんですか・・」

辺りは日が暮れて暗くなってきた・・

「来週の休みは“アサレン”しますか?」

「私は仕事です・・明け方なら良いですが」

「明け方か・・最近ヘッドライトの調子が悪くて

          暗いうちは・・ちょっと!」

「そうですか・・

それではまたの機会にご一緒しましょう!」

「それじゃ・・また・・」

暗くなった道を明かり無しで帰宅した・・

   

そして・・あくる日の日曜日・・朝から雨だった・・

早速・・熊倉から携帯が

「この雨だで止めよまい!」

「しょうがないな・・」

「わしゃー来月は忙しいもんで

行けんかもしれんギャー!」

「そうか・・じゃ・・四国はまたの機会に・・

     俺もスケジュールが詰っているし・・」

「ほーきゃー・・それじゃ・・」

マックスみや氏も

「こちらは土砂降りです・・残念です・・」

「それじゃ・また次回に・・」

   

次の休みになった・・

時計を見ると朝5時を回っていた・・

外を見ると秋晴れだ!!

「結構・・明るいぜ♪・・よっしゃ“アサレン”だ♪」

いつものように戦闘服を纏い・・

モンスターを目覚めさせる・・

≪キュルルル・・ヴォン・・ヴォン・・≫

   

そして“尾張パークウェイ”に向かう・・

入鹿池を過ぎた辺りで・・一台の真っ赤なマシンを発見!

「よおし・・追撃開始!」

そのマシンのスリップストリームに入り込み・・

戦闘体勢モードにスイッチオン!

「あれれれぇ・・よく見ると・・

杉尾さんのMHR900だ!今度は絶対間違いない」

そのマシンはこちらを確認すると

只者で無いような爆音を上げて急加速する・・

「すげえ・・昔のマシンなのに・・」

こちらも負けずにアクセル全開!!

彼は一台の車を右から軽くパスする・・

こちらも同じようにパスする・・

右に左に軽快にパスする・・

しかし・・あっという間に終点のモンキーパークに到着!

「お早うございます・・

やっぱり“アサレン”来ましたね」

「仕事前のストレス解消です!」

「休日なのに・・大変ですね!」

「それじゃ・・入鹿池に行きますよ!」

   

Img_2791 

 

 

 

 

彼は24年前に新車で購入・・そしてメンテもこなす・・

 

 

入鹿池の畔でコーヒーを飲みながら・・

「これの前は中型免許でRZ250に

乗っていたのですよ!」

「私もVγに乗っていました・・」

「それで大型免許は?」

「平針に通いました・・」

「何回ですか?」

「10回くらいかな・・」

「ええーー!すごい10回で取ったのですか・・」

「ええ何とか取得してこいつを買ったんです!」

彼は朝日に輝くMHRに向かって言った・・

 

Img_2794

 

 

 

 

朝日に輝く新旧のドカ!!

 

Img_2801 

 

 

 

 

次の週にも“アサレン”に行った・・この日の入鹿池は寒かった・・

   

≪EPILOGUE(エピローグ)

「っという訳で・・最近MHRに縁があって・・

   あのマシンはカッコイイし・・」

「また・・杉尾さんとは散歩中に もう一台所有している

  セローに乗っていた時にも・・出会ったし・・」

“お上”は無言で聞いていた・・

「いいよなぁーー・・自分で全部整備出来るなんて・・」

「それじゃ・・彼方も航空機の会社に転職したら?」

“お上”は少し不機嫌そうに言い放った・・

「い・いや・・いまさら・・」

「それよりも・・これ!」

そう言って“お上”はある紙を差し出した・・

その紙を繁々と眺めると・・

「なになに・・ETC利用明細・・

合計が2万4千5百円!!」

≪サーーーーッ≫

自分の顔の血の気が引くのが分かる・・

――(先月の長野行きや・・その他の道路代か・・)

「そ・そそれじゃ・・もうこんな時間だし

  明日も早いし・・寝よぉーか!」

「いいけど・・これは小遣いから引かさして

             いただきますので・・」

「ええーー!そんな・・とほほほ・・」

「しょうがない・・

HIDヘッドライトはノーマルに戻すか・・」

   

PS この物語は ドキュメンタリーではなく 作者が勝手に執筆したものです。

よって登場人物や出来事など 事実と相違いたしますので ご了承下さい。

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コメント

にゃんこさん
お久しぶりpaper

ドカマガ見ていただけましたか
~でも何か編集部の方から怒られているような・・wobbly

999Sを購入したんですって・・
いいな・・やっぱりスーパースポーツにも
憧れていますscissors

特定小型出力トランシーバーは如何ですか
小生たちの無線は意外と届きませんdown
せいぜい3~4㌔までですか・・

投稿: モンスターCAN | 2008-10-10 07:30

おひさしぶりです。いつも楽しく読ませてもらってます。ところで、先日、ドカティマガジンをいつものように読んでいたらCanさんのコメントが!!!(>△<)投稿しているとはCanさんも相当熱烈なドカティスタですね!(爆)以前お話した無線の免許は、取る暇がなかったので、特定小型出力トランシーバーを使用しています(>ω<)最近999Sを購入したのですが未だカメ状態・・・Canさんのように膝擦りしたいものです・・・(>×<)

投稿: にゃんこ | 2008-10-09 21:37

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